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zoom RSS 競作:木造ボギー客車(6):屋根新製、床板の追加加工

<<   作成日時 : 2011/02/21 01:16   >>

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今回の記事から文体を「ですます調」から「である調」に変えてみました。
理由は特にありませんが、なんとなくかっこ良さそうだからです。

それでは6日ぶりの記事をどうぞご覧下さい。

・・・・・・・・・・・・・

木造ボギー客車の記事が前回から6日間開いてしまった。
何もしていなかった訳ではなく、試作や失敗をいくつか繰り返していたからである。
今回、最大の作業は屋根の新製であった。

その前に、車体をハンダで固定してしっかりとした箱にした。
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写真はネジ止めだけの仮組みの段階であるが、この仮組みのままハンダを流そうと思ったらどうも接合部が密着しない。
また、妻板スソに固定用の突起が目立つ。
そこで、ネジ止め用のタブは全て切除し、また、スソの突起は外に出る部分を削り取った。
位置決めガイドの無くなった状態でのハンダ付けは少々面倒ではあったが、通常のバラキットと何ら変わることのない作業で、無事車体組みは終了した。

上から見る機会が多い模型は屋根の印象が大事である。
私の知る限り、日本の鉄道車輌で、機関車を除いて、屋根が厚板をそのまま貼ったような例は非常に少ない。
ほとんどの客車では、屋根の見切りにきっちりとした雨樋を付けるか、あるいは有蓋貨車のように上からキャンパス様の素材で覆うようにかぶせてしまうか、どちらかである。
明治の初期の客車では板状の屋根断面がそのまま側面に見えているものが多いように思うが、時代が進むにつれてその形態は消滅した。これは雨の多い日本では当然のことだと思う。

さて、このキットは簡略化のためか、あるいは狙った表現なのかわからないが、屋根板の側面がそのまま見えるような構造になっている。しかも、車体の側板よりも少し外に出っ張るような長さである。
雰囲気としては欧州車のような印象がある。
画像

これを日本風になるよう修正してみた。
プロトタイプの写真を見ると、雨樋は無いようなので、それにならって「キャンバス貼りが上から覆い被さっているような屋根」を作ってみることにした。




画像

長々と書いたわりには大したことはしていない。
この試作屋根のように、屋根両端を折り曲げてかぶせただけである。
ただ、この折り曲げシロが1mmしかなく、きれいに曲げられるかどうかが懸案であった。
0.3mm板を使い、両サイドの折り曲げ部は表面にスジが浮き出る程度に深くスジ彫りをした。
それとは別に、裏には2.9mm幅でスジ彫りをした。
これは曲げやすくすると同時に、デッキ部の板張り表現にもなる。
ちなみにこの試作は少し幅広になってしまったので、本番では0.5mm幅を狭くした。




画像

曲げは、屋根カーブを先に曲げておいて、1mmの曲げシロをバイスにはさんで折り曲げた。
案ずるよりは何とやらで、スジ彫りのおかげできれいに曲げることができた。
0.3mm板にスジ彫りして切り出すと、全体に反りが出て少し不安な状態に思えたが、両サイドを曲げることによって補強になり、かなりしっかりとした屋根になった。
わずかではあるが軽量化にもなったと思う。




屋根の仕上がり状態である。
前後端には帯板を曲げて貼った。
帯板を縦に曲げるのは無謀なようであるが、ヤットコで少しずつ曲げていくと、この程度のアールなら簡単に曲げることができる。シワになったのをバイスではさんで伸ばしてから使う。

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デッキ部には板張りの筋目がみえる。




次いで、床板の追加加工である。
トータルでオリジナルよりも0.5mmだけ床下高が上がっているので、カプラーを0.5mm下げなければいけない。
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0.5m厚のカプラー台を付けた。
IMONカプラー装着のため、1.4mmネジを切ってある。
その前に、端梁は作り直した物に取り替えた。
主な変更点は全幅である。
初回のものはデッキ部の幅に一致させたが、今回はそれよりも広く、車体幅に一致させた。
この方が安定感があるように思う。
また、カプラーポケットの切り欠き部の形も少しおかしかったのも作り直した理由のひとつである。




画像

ネジ孔の位置は、もともと開いていた下孔と一致して好都合であった。
3mm長のネジで止めるとちょうど孔がふさがる格好となった。
この孔をふさごうとも考えたが、ナット部が0.5mm厚しかないため、逃げが無いとうまく締め込むことができないのでとりあえずそのままにした。
妙案が出れば何か加工しようとも思う。




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カプラー高さも予定通りで一安心である。




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むき出しの台枠は旧型車の魅力の一つでもあるので、シルエットだけでも追加するようにしている。
今回は少々大きいかとも思ったが、幅3mmのチャンネルを背中合わせに立てて表現した。
これでも普通の視線では全く見えない。
少し視線を下げたときに、チラリと見えるシルエットがいいのである。




画像

仮組みしてみた。




画像

A-8に牽かせてみた。
思ったよりも小さい。
台車を変えたらナローでも通用するようなサイズである。
全高が低いと貧弱に見えるので、やはりモニター屋根を付けた方がいいようである。
また、ステップを大きく張り出させるのも全体的なバランスからは必要かも知れない。

次の課題はモニター屋根とデッキ手すりとなる。





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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
急に、競作の方に傾注されて?
ベテランの皆さんの中で奮闘!!

色々と工夫を凝らし、頭の体操。

屋根を湾曲させて1mm 折り込む
随分と難しい工法をなされる??
確りとした万力を、使われている
から出来る技かな!!

この車輛の長さは、160mm 位ですか。
ダマタカ
2011/02/22 21:17
ダマタカ様 こんばんは

競作と言うからには、出来はどうであれ、何か工夫して特徴を出さないと面白くないので、無い知恵を絞って頑張ってます。

折り曲げは裏からかなりの深さまで欠き取りを入れたので簡単に曲がりました。
欠きが無いと無理でしょう。

この客車はもっと小さくて13cmしかありません。
実物では10mぐらい、これはワム80000よりわずかに長い程度です。
Nゲージの客車と並べるとちょうど同じ長さです。
初瀬春日@管理者
2011/02/23 00:22
初めて投稿させて頂きました。よろしくお願い申し上げます。
小生もこれに手を挙げたのですが、生来のドタバタ癖が直らず、5月になってから慌てそうで…
穴熊
2011/02/24 21:27
穴熊さま 初めまして

私もまだ会員歴1年少々の若輩者で、強者揃いの皆様にはなかなか追いつけないのですが、工作を楽しむという会の趣旨には大いに魅了されています。

締め切りは気になりますが、楽しんで作ろうと思っています。
初瀬春日@管理者
2011/02/24 22:48

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