がたごと列車ブログ・線路端の雑記帳

アクセスカウンタ

zoom RSS 競作:木造ボギー客車(10):デッキ手すり

<<   作成日時 : 2011/05/17 00:34   >>

トラックバック 0 / コメント 6

木造客車の製作を再開した。
懸案のひとつ、デッキ手すりを作った。

まず、出来上がりをお見せする。
画像

0.4mm線で組んだものである。写真中の矢印は鎖を引っかけるフックで、0.2mmリンドウ線を裏からハンダ付けした。

さて、このような込み入った針金細工をどうやって組むか、しばらく思案していた。
ハンダで組むと最初の2、3本はいいが、後になると必ずといっていいほど熱が回ってばらけるので、それを避ける工夫が必要である。
そこで、ちょっと手間を掛けて組立治具を作った。
画像

治具はベーク板に手すりの位置に合わせて1mm線を埋め込んだものである。
孔あけはバーチカルユニットを用いて、X-Yテーブルの送りで行った。

画像

このように、メインの縦柱を固定してしまえば、あとは軽く押さえるだけで容易にハンダ付けできる。
たとえ熱が回って外れそうになっても位置がずれないので、バラけることはない。
写真の左側に少し写っているのは、基本部分を組んだ後に飾りを付けるために、固定ピンの位置を少しずらしたものである。




画像

次は手すりをデッキに付ける部分の台座である。
市販パーツもあるが、少々大きいので、パイプで作ってみた。
まず、ベースとなる部分を1.0x0.5mmのパイプで作る。
最初にこのパイプの内径をさらって0.6mmにした。
これには時計コレットが活躍した。
写真はは短く切ったパイプをハンダ付けする補助具である。
適当なアルミ板で作った。
あらかじめデッキに開けてある孔に一致させるため、0.6mm線を通して位置決めする。





画像

このように線を通して固定する。




画像

そのままずれないようにしっかり押さえて、線を抜く。
この状態でハンダを流すのである。
実際にやる場合は、指で直接押さえないで断熱の工夫をするのはもちろんである。




画像

パイプをつけたら、エンドミルで削って高さを揃えた。
0.3mmまで削った。
この時点ではまだハンダを充分に気キサゲていない。
これには理由があって、次のパイプを付ける際に、この余分なハンダを流そうという魂胆である。





画像

0.6x0.4mmのパイプを通してハンダで固定したら、再度エンドミルで高さを揃え、完成である。




画像

仮に差し込んでみた。
鎖は最初に示したフックに引っかけてある。
予定通りに仕上がって一安心だが、事前の計画では飾りが唐草模様のようになるつもりだったのが、ハート型になってしまい、遊園地の列車みたいになってしまった。
治具を作るまでは少々面倒だが、治具さえできてしまえばハンダ作業はあっという間に終わるので、非常に気分がよい。





にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
恐れ入りました。
遊び心があって、メルヘンチックで素晴らしいです。
私の方は屋根をどうするかで止まっています。
ozu
2011/05/17 12:04
OZU様、お気に召しましたでしょうか。
今回は全くのフリーとしての製作なので、これまで試してみたかったことをいろいろとやるつもりです。
手間をかけるのも楽しんでいます。
締め切りが延びたので気楽にやってます。

記事には書いてませんが、ボツになった物も多いです。
実は手すりの座金を、1mm線を時計コレットにくわえて引き出そうとしましたが、無謀でした。
バイトの圧力にワークが負けて、形になりませんでした。
初瀬春日@管理者
2011/05/17 18:43
狭い幅の中にイメージをデザインする! 
楽しそうで、面白そうだな〜
第三の手、上手に活用してますね。

パイプを2段にして組み、差し込み式
にしているんでだーー
随分と細かな細工を施すんですね?
古典車輛って、奥が深いんだな〜〜

成りにしか作れない当方としては、
ただ、驚くばかりです。
ダマタカ
2011/05/17 21:15
ダマタカ様 こんばんは

今回はわざわざ面倒なことを楽しむつもりでやってますので、細かい部分を作ったりしていますが、決して過度なディテールにならないよう、気を付けています。
初瀬春日@管理者
2011/05/17 22:36
ハート型の手すりいいですね
手すりの治具つくられるとは恐れ入りました。
ゆうえん・こうじ
2011/05/17 23:32
ゆうえん・こうじ様
コメントありがとうございます。

この競作は実に楽しく気楽な気分で、試作的な意味もこめて色々やってます。
これがコンペ狙いだと妙に気負ってしまって、こうはいきません。
面倒な作業も実に楽しめてます。
初瀬春日@管理者
2011/05/18 00:27

コメントする help

ニックネーム
本 文
競作:木造ボギー客車(10):デッキ手すり がたごと列車ブログ・線路端の雑記帳/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる