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zoom RSS 競作:木造ボギー客車(14):キングポストとトラス棒

<<   作成日時 : 2011/06/09 23:13   >>

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床下のキングポストは、木造車輌を象徴するようなパーツなので、少し凝ってみた。

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キットには支柱とトラス棒が一体になったパーツが入っているが、これではあまりに寂しい。
ここから支柱のみ利用することにする。




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床下に付ける横梁用にH鋼を作った。
角材に1.5mmのエンドミルで溝を掘ったものである。
バーチカルユニットの精度が心配であったが、少しずつ恐る恐る削ってみたら、予想外にうまく仕上がった。
ただ寸法を間違えて作り直したのでこれは二本目で、一本目よりは多少きれいにできたようだ。
外寸は2.5mm角に仕上げた。




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H鋼の横梁に支柱が乗っているように見せる。




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キングポストの裏には、1mm板から削りだした補強を付けた。
実車では車体のゆがみを強制的に修正する支柱になるので、かなり頑丈な作りになっている。
少なくとも板一枚ということはあり得ない。
頂点にはトラスを受ける溝を設けた。




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次はターンバックルである。
これも実車ではかなり目立つ存在だ。
外径1mmのパイプに0.6mmの孔を開け、針ヤスリで少し楕円形に拡張した。
トラスに0.6mmを使うので内径は0.6mmが欲しいのだが、エコーのパーツではピッタリのものがない。
そこで、1.0x0.8のパイプに0.8x0.6のものを通して用いた。
エコーの細密パイプは非常に精度がいいので、このような0.1mm単位の調整が何のストレスもなくできる。
ターンバックルの長さは2.5mmに仕上げたが、何個か作ってもバラツキが大きく、必要数の倍ぐらい作ってしまった。
一番目立った失敗は孔が中央に来ないことであった。
ノギスでケガキをしてあったのだが、このサイズではわずかな誤差が大きく影響する。




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トラスのパーツと、それを組み立てる治具。
治具は適当な板に溝を掘り、ターンバックルの部分を少し削った簡単なものである。
せっかく孔のあいたターンバックルができたので、その部分は向こう側が見えるようにしたいため、このような実物と同じ構成にした。




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このように治具にはめ込んで、ごく少量のハンダで固定する。
曲がると見苦しいので充分に注意する。

他に考えられる工法としては、長い線材にターンバックルを通して固定し、後から孔の部分に露出した線材にドリルで孔を開けるというのが考えられる。
しかし、線材の横腹にドリルをたてるのはかなり難しいし、ドリルが滑るとターンバックルを壊してしまうので、その方法は見送った。




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組み上がったトラス棒。




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トラス棒をキングポストに取り付けた。
台枠にトラスが取り付けられている部分にはリベットを打ちたかったが、難しそうだったので省略した。
技術的な理由で省略するのは何とも悔しい。




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ごついキングポストが頑丈な横梁に乗っている様子が少しは表現できただろうか。
だが、多分この構造は間違いである。
こんな風に横梁が断裂していては、締め付けの力がかからない。
縦方向の台枠の上に横梁を渡してある構造が正しいと思う。
締め付けると台枠ごと車体を押し上げるのである。
そのような実例の写真を何枚か見ることができた。
ただ、モデルでは少し見た目が重々しくなりすぎるので、あえてこのようなデフォルメした構造にした。

今回資料調べをしていて、クイーンポストと呼ばれる支柱が2本のタイプがほとんどであった。
キングポストの例は数えるほどしか見つからなかった。
クイーンポストは力が分散するためか、あまりゴツくない支柱が多いように思えた。





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
進んでますね。多いに参考になります。
手をかけただけあって、がっちりした仕上がりになりましたね。
トラス棒は直線で作って後で曲げても良かったのではないかと思いますが、先に曲げたのは何か理由があるのでしょうか?
ozu
2011/06/10 12:01
ozu様 いつもコメントありがとうございます。

先に曲げたのは、特別な理由があるわけではないのですが、私の工作精度によるものです。
つまり、何かを中央で曲げようとすると、絶対にと言っていいほど中央で決まらず、偏ってしまいます。
なので、それを避けるため、曲げてから左右を削って長さを合わせるということをやっています。

もっとかっちりとした仕上がりになるよう、修行しなけりゃいけません。
初瀬春日@管理者
2011/06/10 20:04

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