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zoom RSS 8100キットの製作(1):サイドロッド(1)

<<   作成日時 : 2015/08/04 18:54   >>

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長い間さぼっていましたが、重い腰を上げて工作に取りかかりました。
今回の題材は珊瑚の8100キットです。
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こんな状態の仕掛品をネットオークションで安く入手しました。
ピカピカのキットより気軽に遊べます。
今回のテーマは良好な走行とプロポーションの修正です。




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金田氏の蒸機機関車形式図集と珊瑚キットの説明書から図面を拝借し、少し手を加えて重ねてみました。
図面の無断使用はご容赦下さい。
このキットの外見上の特徴は何人かに指摘されているようにシリンダー間隔、前端梁の幅が広いことです。
16番としてはやむを得ない所で、むしろシリンダーがランボードと独立したアメリカンスタイルのおかげでランボードやキャブ幅に影響していないことを評価すべきでしょう。
図面でもキャブ幅はほぼスケールです。
シリンダー間隔は約2mmほどスケールより広く、具体的な数値よりもキャブ幅より広くなっていることがプロポーションを乱している要因と思われます。
これを何とか狭くしようというのが今回の無理矢理なプロジェクトです。




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キットパーツを組んでみました。
第一動輪のロッドピンとクロスヘッド裏側のクリアランスが致命的に悪いです。
ロッドピンが引っ込まないことと、クロスヘッドのガタが大きすぎて内側に倒れ込むことが原因です。
これを改良すれば0.5mm程度は縮められると目論みました。
もう一つの目論見は、邪道と言われるかもしれませんがピストン棒の穴を外側に偏心させることです。0.5mm程度ならごまかせるかも。
これはやってみないと何とも言えません。
もしうまく行けば片側で1mm、両側で2mmシリンダー間隔が狭くできることになります。
机上のプランを考えている時は調子いいんですがどうなりますやら。




まずはサイドロッドとロッドピンから始めることにしました。
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キットのロッドから寸法を写します。
苦労して測定するより現物合わせの方が正確みたいです。
ロッドをt1板に半田で固定して、ピン穴に合わせた(ここでは1.7mm)のドリルで軽くマーキングします。
この板は今後すべての作業に共通して使う治具になります。




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マーキングした治具は径0.8で穴を開けておきます。
治具を材料に固定し、0.8mmドリルで穴位置を軽くマーキングします。




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マーキングに従って穴を開け、切り出しました。
材料はt1.0洋白、穴径は1.6mmです。
穴径はロッドピン径+0.1mmでほぼ遊びのない状態です。
ここで条件を厳しくしておかないと、後で誤差が重なって回らなくなったときに、穴径を少しだけ拡大する余地がなくなってしまいます。
切り出した段階で一つずつ動輪に装着し、転がりテストを行いました。
案の定、不良品があって、この写真を撮ったあとに2本廃棄、4本追加製作しました。
予備がたくさん欲しくなるのはロッド恐怖症です。




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外形はまずフライスで大まかに削り出します。
ベースに使う捨板にはネジ止めしました。
従来はいちいち半田固定していましたがネジとめの方がはるかに便利です。
当たり前ですが。
このネジ穴開けにも先ほどの治具が活躍します。




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端部の円弧は支柱を立てて手持ちで回転させ、エンドミルで削る方法です。
指先を怪我しないように注意するのは当然ですが、回転にはじかれて思わぬ所に削り込んでしまうとオシャカになるので、しっかりと保持します。
ロッドを上から押さえているのは仕上げ径の治具になる円柱状のナットです。
これで適度に締め、瞬間接着剤をわずかにたらしておくと緩みません。
固定しておかないと振動ですぐに緩んでしまいます。
瞬間接着剤は金属との親和性が悪いのでわずかな量ならプライヤー等ではさんで回すと緩みます。
万が一固着してしまっても半田ごて程度の熱で分解されてはずすことができます。




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大ざっぱに外形を削りました。
ロッド幅はあと0.1mmちょっとは削りシロが残っています。
最後の仕上げで調整します。




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ロッド関節のピン穴開けです。
治具となる板に固定し、共開けで0.6mm穴を開けます。

何とか進めることができました。
歩留まりはやはり50%以下でした。情けない。
失敗のうちいくつかはバカみたいなポカです。
フライスのハンドルを逆に回したり、ケガキ線を見間違えたり、集中力が悪いのは猛暑のせいにしたいところですね。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
始まりましたね、楽しみです。
こちらは暑さを言い訳に全く手が動きません。
早く涼しくなってほしいものです。
ozu
2015/08/05 08:49
OZUさま、こんにちは

シリンダー間隔はどこまでできるか、今回は全く予想がつきません。
実験的な要素が強いので、気楽に見守ってて下さい。

工作室にエアコンはあるのですが閉め切って作業するのがどうも嫌で、ほとんど使いません。
真夏はどうしても進まなくなります。
初瀬春日@管理者
2015/08/05 09:50
サイドロッドを作り直す意図が分かりません。
ロッドピンの頭はサイドロッドのピン孔を座繰りして面一まで沈める。さらに輪芯のロッドピン孔の出っ張りをギリギリまで削って、こちらも座繰りをしてロッドピンを沈める常套手段ではダメですか?
railtruck
2015/08/05 11:54
このキットのプロポーションのの欠点は、16番上記の通例どおりボイラーが1mm太くなっていることです。そのため太めの印象となっています。
またシリンダーのピストン中央棒の偏心はあまり気にならないのでぜひやってください。片側0.5mmで両側詰めると1mm稼げるので大きいですよ。
あとはごつい クロスヘッドパーツの裏面を削ると少し稼げそうです。

ゆうえん・こうじ
2015/08/05 14:32
railtruck様
確かにおっしゃる通りなんですが、キットのロッドピンが曲者でそのままでは突出が大きく、どっちみちピンは新製しなければなりません。また、ロッドのピン穴が径1.7mmあり、座グリして収める構造にするとさらにひと回り大きくなります。
そこまでするならいっそのこと新製した方が気持ちいいかと思いました。キットのロッド表面が荒れているのも気になっていました。

ゆうえん・こうじ様
見通しが明るくなるコメントありがとうございます。前部がしゅっと細まった形ができると嬉しいですね。
もちろんクロスヘッドも見直し対象に入っています。
初瀬春日@管理者
2015/08/05 14:58

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