古典蒸機500の制作(18):ボイラー周りのディテール
少しずつボイラー周りにディテールパーツを付けてゆきます。
まずはエアーコンプレッサーと逆止弁。いずれもエコーのロストです。繊細で、しかもオーバーディテールでないパーツで気に入っています。
次はボイラーと煙室を固定してしまうので、その前にボイラー内にウェイトが入るかどうか確認しておきます。
パーツの足が出っ張っていたらモーターツールで削りますが、今回はうまく入りました。
煙室を止める前の最終チェックです。
肉眼で見ているとどうも傾きを見逃してしまうので、写真に撮ってPhotoshopで縦横の線を書き込み、傾きと直角をチェックしました。
OKだったので、ボイラーと煙室をハンダで固定してしまいました。
(わずかに煙突が傾いていますが、これは後からネジ止めで少し角度調整ができるので、問題ありません。)
弁室カバーに付ける開閉つまみを作りました。
段差を旋盤で削り、モーターツールにくわえ直してドリルレースで頭部分を仕上げました。
サイズは頭が径0.8mm、柄が径0.6mmです。
このサイズになると部材の剛性の限界を超えており、作業中に「たわみ」が出て正確な径に仕上がりません。ちょっと気を許すとちぎれてしまいます。
だましだまし削って、たくさん作って形の良いものを選びました。
作った「つまみ」を付けました。
蝶つがいは0.3mm線で表現してみました。
エッチング表現だけのキットパーツと比べるとディテールの効果がわかると思います。
弁室カバーを置いてみました。
弁室カバーの取り付け方法はちょっと工夫がいるので、日を変えてゆっくり取り組もうと思います。

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まずはエアーコンプレッサーと逆止弁。いずれもエコーのロストです。繊細で、しかもオーバーディテールでないパーツで気に入っています。
次はボイラーと煙室を固定してしまうので、その前にボイラー内にウェイトが入るかどうか確認しておきます。
パーツの足が出っ張っていたらモーターツールで削りますが、今回はうまく入りました。
煙室を止める前の最終チェックです。
肉眼で見ているとどうも傾きを見逃してしまうので、写真に撮ってPhotoshopで縦横の線を書き込み、傾きと直角をチェックしました。
OKだったので、ボイラーと煙室をハンダで固定してしまいました。
(わずかに煙突が傾いていますが、これは後からネジ止めで少し角度調整ができるので、問題ありません。)
弁室カバーに付ける開閉つまみを作りました。
段差を旋盤で削り、モーターツールにくわえ直してドリルレースで頭部分を仕上げました。
サイズは頭が径0.8mm、柄が径0.6mmです。
このサイズになると部材の剛性の限界を超えており、作業中に「たわみ」が出て正確な径に仕上がりません。ちょっと気を許すとちぎれてしまいます。
だましだまし削って、たくさん作って形の良いものを選びました。
作った「つまみ」を付けました。
蝶つがいは0.3mm線で表現してみました。
エッチング表現だけのキットパーツと比べるとディテールの効果がわかると思います。
弁室カバーを置いてみました。
弁室カバーの取り付け方法はちょっと工夫がいるので、日を変えてゆっくり取り組もうと思います。

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この記事へのコメント
たびたびお邪魔してはいたのですが、私などがコメントできる内容ではなくてスゴスゴ帰っておりましたが、ツマミの工作にびっくりして久しぶりにコメントさせていただきました。
これが最高技術を要する工作なのかどうかさえわかりませんが、この大きさのものをこの精度でこの数揃えるということを自分に置き換えて考えると、まさに気絶しそうです。
というより、即死しそうです。
しかも、その一つ一つをハンダ付けしていくんですよね…
ブラスモデラーの方はみなさんこんなことやっておられるのでしょうか。
すごすぎて絶句です。
お誉め頂いて嬉しいです。
でも、とても最高技術なんてものではありません。
ちょっとコツがいりますが、慣れれば誰でもできます。
ハンダはやり直しができますし、部材が硬いので気を付ければ削りすぎることもあまりありません。
私には、むしろプラや塗装の上手な人の方が驚異の技術と思ってしまいます。
本当に難しいのは細かい作業ではなくて、直線、直角、真円、などが精度よく仕上がり、全体のバランスが良いことだと思っています。
その域に達するにはまだまだ何段階も上がらねばならず、一生のうちに到達できる自信はありません。
でも、最近ではそのスゴさが少しわかってきたのがちょっと進歩かなと感じています。
フォトショップで線を引き、中心が出ているかをチェックですかー。
デジカメ時代のスマートかつ確実な手法ですね。でもそれだけ丁寧に作業される心構えが何よりも大切なのだと思いました。
旋盤を導入されてから、ドリルレース手法が更に活躍しているように思います。理屈では私の持っているボール盤やリューターでも出来るのですが、、、上手くいきそうに無くてまだ試したことがありません。
旋盤を使い始めて、ドリルレースの活用法を改めて見直したような気がします。
今回の様な段差をきれいに削るのはドリルレースでは絶対に無理ですが、頭を平らにしたり、角を落としたり丸くしたりするのはむしろドリルレースの方がやりやすいです(もちろん精度はそこそこですが)。
旋盤で曲面を削り出すのは特殊な技術でかなり難しいんです。
また、小さすぎるパーツも扱えません。
適材適所で使い分けしたいと思っています。
角度をチェックするのですね!
昔、カツミC12のバラキットを作った時、
キャブとボイラーが僅かに曲がっていること
を後から気がついて、やり直した苦い経験があります。
初瀬さんのきっちりと作りあげる技、またひとつ勉強になりました!
ブログに写真を載せた後で傾きを発見したことも多々あり、自分の目を過信してはいかんと気づきました。
私も後からゆがみに気づいて、ヤケクソで修正したことが何度あることか。
そうならないように用心できるようになったのは、成長といえば成長ですね。