競作:木造ボギー客車(21):仕上げ、完成
最終仕上げを行い、完成させました。
最初は室内灯の装着です。
室内灯は薄い基板の上にLEDと保護回路を並べました。
CRDやブリッジダイオードも表面実装型が入手できたので、非常にコンパクトにできました。
基板を装着する準備をしていなかったので、基板は直接天井に両面テープで貼り付けました。
基板の裏面にはショート防止にプラ板を貼ってあります。
LEDはトレーシングペーパーで覆い(写真矢印)、光を拡散させます。
試運転したらあまりにチラツキが多かったので、電解コンデンサーを入れました。
耐圧25Vのもので、容量はどのくらいがいいのかよくわからなかったので、車輌2輌に47μFと100μFを別々に入れてみました。
結果は、完全ではないもののチラツキはずいぶん改善されました。
47μFと100μFの違いは目で見た限りでは全くわかりませんでした。
もっと大きなものだと効果も高いでしょうが、電解コンデンサーは容量が大きくなるとサイズも大きくなるので、16番の車輌に入れるには今回のもの以上はちょっと苦しいかも知れません。
台車と車輪はタイヤ踏面以外を塗装しました。
車輪をまず黒く塗ってから、台車と車輪に汚れ色を吹きました。
汚れ色はアクリルのフラットアース+レッドブラウン(少量)+黒(微量)です。
車輪を黒く塗るのにはブラックシールを使ってみました。
黒染と書いてありますがおそらく塗料の一種だと思います。
プライマー無しで車輪のメッキ面にも食いつきがよく、なかなか使いやすいです。
強くこすれば剥がれますが、普通の塗料よりはずっと塗装面は強いです。
仕上がりは鈍い光沢の金属感のある黒です。
同様の塗料でトップガードという製品がよく使われますが、トップガードがややグレーがかった色調なのに対し、ブラックシールは真っ黒です。
好みで使い分けるといいと思います。
組み上げて、インレタを貼って完成しました。
レタリングを施すと一気に生き生きと見えてきます。
今回の仕上げは決して順調ではありませんでした。
最大の難点は塗装です。
塗装した初日が梅雨の最終日で、高温多湿の最悪の条件だったためか、プライマーがうまく食いついてない箇所かあり、仕上げ中に何カ所か塗装が剥げてタッチアップを余儀なくされました。
単体では上手くまとまっていた手すりも、組み上げの時に引っかかって非常にやりにくく、いじくっているうちにハンダが外れてしまった場所がありました。
一応修復できましたが、その部分は塗装をやり直すことになり、仕上がりは決して美しいとは言えません。
他にもちょっと無理がたたってゆがみがでたり、全体的には完成度は50点ぐらいです。
それでも完成してみると愛着が出てきます。
全金属製で重いですが、平坦なコースなら私の非力な機関車でも牽けました。
なかなか楽しい改造工作でした。
最後に先日完成したセクションに乗せて記念写真を撮ってみました。

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最初は室内灯の装着です。
室内灯は薄い基板の上にLEDと保護回路を並べました。
CRDやブリッジダイオードも表面実装型が入手できたので、非常にコンパクトにできました。
基板を装着する準備をしていなかったので、基板は直接天井に両面テープで貼り付けました。
基板の裏面にはショート防止にプラ板を貼ってあります。
LEDはトレーシングペーパーで覆い(写真矢印)、光を拡散させます。
試運転したらあまりにチラツキが多かったので、電解コンデンサーを入れました。
耐圧25Vのもので、容量はどのくらいがいいのかよくわからなかったので、車輌2輌に47μFと100μFを別々に入れてみました。
結果は、完全ではないもののチラツキはずいぶん改善されました。
47μFと100μFの違いは目で見た限りでは全くわかりませんでした。
もっと大きなものだと効果も高いでしょうが、電解コンデンサーは容量が大きくなるとサイズも大きくなるので、16番の車輌に入れるには今回のもの以上はちょっと苦しいかも知れません。
台車と車輪はタイヤ踏面以外を塗装しました。
車輪をまず黒く塗ってから、台車と車輪に汚れ色を吹きました。
汚れ色はアクリルのフラットアース+レッドブラウン(少量)+黒(微量)です。
車輪を黒く塗るのにはブラックシールを使ってみました。
黒染と書いてありますがおそらく塗料の一種だと思います。
プライマー無しで車輪のメッキ面にも食いつきがよく、なかなか使いやすいです。
強くこすれば剥がれますが、普通の塗料よりはずっと塗装面は強いです。
仕上がりは鈍い光沢の金属感のある黒です。
同様の塗料でトップガードという製品がよく使われますが、トップガードがややグレーがかった色調なのに対し、ブラックシールは真っ黒です。
好みで使い分けるといいと思います。
組み上げて、インレタを貼って完成しました。
レタリングを施すと一気に生き生きと見えてきます。
今回の仕上げは決して順調ではありませんでした。
最大の難点は塗装です。
塗装した初日が梅雨の最終日で、高温多湿の最悪の条件だったためか、プライマーがうまく食いついてない箇所かあり、仕上げ中に何カ所か塗装が剥げてタッチアップを余儀なくされました。
単体では上手くまとまっていた手すりも、組み上げの時に引っかかって非常にやりにくく、いじくっているうちにハンダが外れてしまった場所がありました。
一応修復できましたが、その部分は塗装をやり直すことになり、仕上がりは決して美しいとは言えません。
他にもちょっと無理がたたってゆがみがでたり、全体的には完成度は50点ぐらいです。
それでも完成してみると愛着が出てきます。
全金属製で重いですが、平坦なコースなら私の非力な機関車でも牽けました。
なかなか楽しい改造工作でした。
最後に先日完成したセクションに乗せて記念写真を撮ってみました。

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この記事へのコメント
すばらしいです。
トレーシングペーパーでLEDを拡散させる方法は始めて知りました。
とてもよい雰囲気です。
私も仕上にかからなくては・・・
近くで見ると非常のアラの多い仕上がりになってしまいましたが、何とか地方私鉄の雰囲気は出たかなと思っています。
室内灯のノウハウはN関連のウェブサイトにたくさん出ていて、いくつかアイデアをもらっています。
トレーシングペーパーのその一つだったと思います。
ちょっとホットされたかしら?
外観は、ダークグリーン
(グリーン系色)に見受けました。
細かい作業を重ね、 おまけに、
室内灯、小さなテールランプ等、
どちらも、見習うべき点が多い。
そうそうたるメンバーの中での競作、
どう~ 評価されるか楽しみですね?
締め切りがあったので、完成してちょっとホッとしています。
競作と言っても競争して順位を付けるわけではないので、案外気は楽です。
参加者は皆さん凄腕のベテランなので、その方達の作品を見ることが楽しみです。