鞆鉄道ARNOLD JUNG(35):完成
細部に色差しして組み上げました。
案の定、はめ込めない部位が出てきて、塗装を剥がして何とかはめ込みました。
所々ハゲた部分をタッチアップして完成です。
銘板はと呼ばれる、熱でパターンを転写する方式で自作しました。
原稿は裏向きにプリントします。
プリンタの解像度が悪いので2倍にプリントし、50%で縮小コピーしました。
これを真鍮板に密着させ、アイロンなどで過熱するとトナーが解けて金属板面に転写されます。
正式な写真版から感光面に転写する方法に比べると解像度は非常に悪いですが、簡便なところがいいです。
銘板はユンクの銘板ではなく輸入業者のものが付いていたようです。
不鮮明な資料写真でしたが、C.ILLIES & CO、TOKIO、CONTRACTORS(契約人、請負人の意)と読み取りました。仕上がったらつぶれてうまく読めませんでしたが。
「機関車の系譜図」にはC.イリス社から納入されたとちゃんと書いてありました。
仕上がったエッチング板です。
上手くできているように見えますが、細部がつぶれたり切れたりしたものが多く、歩留まりは50%以下でした。
まあ、ノウハウも無いしこんなもんでしょう。
集電は、0.5mm厚のガラスエポキシ基板に0.15mmベリリウム銅線をハンダで固定して集電線としました。動輪の裏に押し当ててあります。
このままでは何ら問題がないのですが、ブレーキロッドを付けるとモロに干渉してショートします。
避ける方法が思いつかなかったので厚手の紙テープをはさんでしのぎました。
16番の
を牽かせてあります。
いくら超小型機とは言え、16番の貨車よりはやはり大きかったようです。
ロッドがうまく動いてくれたのでちょっと安心しました。
ワムの車輪径が10.5mmで2接点なので、動輪1回転にほぼ2回ドラフト音がします。ちょっと間延びしているところはご愛敬。

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この記事へのコメント
次はトレーラーが欲しいですね。
ダブルルーフ客車2両程度はどうでしょう。
DCCはいいけれど、SL1もまだまだ捨てがたし!
昔、天賞堂で始めてSL1の音を聞いた時の衝撃が思い出されました。
トレーラーは実は自作が面倒でアルモデルの客車を組み始めています。
でも重いので私の非力なロコで牽けるかどうか?
同じような物をペーパーで作ろうかとも考えています。
通電の問題さえ解消できればSL-1はまだまだ大丈夫ですよね。