8550の製作(8):メインロッド

メインロッドを作りました。

1.IMG_4469.jpg
材料は1mm洋白材で、今回はキーシートカッターでの溝掘りを先に行いました。
ピン孔を先に0.8で開けておき、そこに0.8mm線を差し込み、カッターを押し当てて高さと平行度のチェックをします。
真横からルーペで見て高さが合っていることを左右で確認すると溝の位置がずれません。
写真矢印の捨板の孔にご注目。次に説明します。




2.IMG_4471.jpg
ワークを平面に移して外径を加工します。




3.IMG_4472.jpg
捨板にはベーク板をつけ、これをフライスのテーブルのT溝の一辺に押し当てると平行が出ます。
ベーク板の固定孔は3組あけてあります。
1つは基準線に平行、もう2つはメインロッドの外径の傾きに合うようになっています。
この孔を正確に開けておくと、T溝に押し当てるだけで決まった角度でワークが簡単に固定できます。
これまではケガキ線を目安に角度を合わせていましたが、小さいパーツだとケガキ線が正確とは限らず苦労していました。
方眼紙に何倍かに拡大して簡単な図面を書き、平行からの偏倚量を読み取ってネジ孔の位置を決定しました。




4.IMG_4475.jpg

外径が削れたらパーツをばらし、ヤスリで仕上げしてから再度、捨板に固定し直して厚みを削ります。
ビッグエンド部はt0.9、ロッド部はt0.8としました。




5.IMG_4477.jpg
コッターとオイルキャップをつけ、完成しました。




6.IMG_4478.jpg
先端を六角ボルト状に加工した(小さすぎてよく見えませんが)ピンでクロスヘッドにとめ、試着したところ問題が発生。
メインロッドとスライドバーが干渉します。
ありがちな問題ではありますが、今回はスライドバーを斜めに削るだけでは解決しませんでした。
考えられる解決方法は、
1. 動輪のクランク半径を小さくする
2. スライドバーの取付位置を高くする
3. シリンダーそのものを高くする

1.は、質の高いモデルにするためには最適な方法ですが、今さら失敗のリスクを取る気にもなれず断念。
2.は、取付位置が今でもシリンダー上縁ギリギリなのでかなり困難、可能だとしてもクロスヘッドの作り直しが必要、ということで断念
結局、一番安易な3.の方法をとることにしました。
これによる大きな問題点は、シリンダー中心線と動輪中心の高さがずれてしまうことです。
シリンダーブロックの取付部に板を挟んで検討したところ0.4mm上げればなんとかなるとの判断で、中心高さのズレには目をつぶることにしました。




7.IMG_4479.jpg
シリンダー高さを上げるには取付部に板を挟むのが簡単ですが、ボイラー高さも調整し直すことになって面倒なので、シリンダー取付ステイの厚みに余裕があったのでその部を削ることにしました。
もともとシリンダー孔の加工には7mmエンドミルを使っていたので、同じように7mmエンドミルで0.4mmだけ上方へ孔を広げました。
可動部の軸孔ではないのでほんのわずかな誤差は許容されるので気が楽です。




8.IMG_4481.jpg
装着してみたらギリギリセーフとなりました。
写真で見たらスライドバーがわずかに後ろ上がりになっています。
もう少しシリンダーを上げた方がいいようですね。
まあ、誤差調整範囲だと思いますので、これで一段落です。
この状態で転がりテストは上々でした。

それにしても、蒸機は次から次へと問題が出てくるので難しいです。
経験のある上手い人は最初からいろいろ想定してやっているんでしょうね。









にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

この記事へのコメント