オハ31系プラキットを組む(1)

蒸機のスクラッチばかりだと少々煮詰まってくるので、ちょっと息抜きをしようと思います。
ジュニア模型から最近出されたオハ31系のプラキットを組んでみます。
考証と試作に手間をかけたと言われるだけあって、なかなか好ましげなキットです。
オハやオハフを買い込んであって編成にしようと思っていますが、初めてのキットなので手法の検討がてら、スニ30をまず組むことにしました。
1.IMG_4501.jpg
キットの主要パーツの構成です。
上回りは側板・妻板がすでにつながっている四角い箱になっていて、ほぼ完成のように見えます。
4枚バラバラの板を正確に四角く組むのは意外と手間がかかるので、嬉しい構造です。
このキットの売り文句の一つ、リベットは非常に繊細に仕上がっています。
もう1つの売りであるモニター屋根も、難しい形状ながら、仮組みしてみたところ、各パーツの「合い」は秀逸でした。
床板裏面には台枠等の表現がなされています。
これ以外に床下機器、窓ガラスのプラパーツが含まれており、台車・カプラー以外はほぼ含まれるキットとなっています。




2.IMG_4514.jpg
まず屋根の加工。
基本部分は加工の必要はありませんが、接合する部分に思わせぶりな突起と孔があるので、ネジ止めできるよう簡単に加工しました。
写真でわかるように、孔に入る突起は少し上面に出るため、このままネジでとめても固定できません。
突起部を孔周囲とツライチ(ごく微量にマイナスでもよい)までヤスり、最初から開いている中央の孔にM.2のネジを切ります。
1.2mmネジでセルフタッピングできるかと思い、やってみましたが無理だったのでタップ切りで行いました。
この大きな径の接合孔をカバーする1.2ネジはないのでワッシャ代わりのt0.3板を挟んで固定しました。




3.IMG_4530.jpg
床板には日光の金属床板用ボルスターがそのまま使える凹みがありますが、どういうわけか内側の凹みがほんのわずかだけ直径が足らず、ボルスターが密着しません。
キサゲ用のナイフで軽くバリ取りのように削ったら上手く収まりました。
鋭いカッターを使うと切れすぎてしまって良くないと思います。




上回りには主にエコーのパーツを使ってディテールを付けてゆきます。
手すりは0.35mm線を使いました。
端面はあっさりしすぎているため、少し大げさにパーツを付けました。

5.IMG_4559.jpg

雨樋は0.6mm線を使います。
実物同様、3カ所の金具で付けるほか取付ようがありません。
キットには金具取付部に凹みのモールドがあるため、その間隔に合わせて(12mmピッチ)アルミ板に孔を開けた治具を作り、割ピンで0.6mm線を挟んで治具にはめ込み、ハンダで固定しました。
割ピンはマッハのエッチング製0.3〜0.4mm用というものですが、開き気味に無理矢理差し込んで根本をプライヤーで締めると問題なく使えます。あまりきつく締めると割ピンが切れてしまうので要注意。
裏に出ている割ピンはまとめてハンダを流し、1本の線としておきます。




6.IMG_4560.jpg
雨樋の取付孔は狭い場所にせいぜい径0.4mmぐらいしか開けることができません。
割ピンの足そのままでは孔に入らないので、根本部分約2〜3mmの範囲をヤスリで細くします。
と言っても正確には削れません。角を落とすような感覚で軽くヤスリをかけます。無理すると折れてしまいます。




4.IMG_4566.jpg
エコーの幌枠は市販の金属キットへの取付を前提としているため、そのままでは取り付けることができません。
まず上下の取付用突起を削り取り、新たに上辺のみ中央に0.6mm線を植え込みます。
固定には低温ハンダを使いました。
吊り棒の取付部には0.6mmで孔を開けてきます。




7.IMG_4561.jpg
幌枠の取付孔は、まず中央部に0.6で開けた後、治具を使って左右に0.9mmで開けました。
ドア周りのリベットは削り取っておきます。




8.IMG_4565.jpg
尾灯、ハシゴも取付けました。
幌枠は塗装後に接着するためここでは差し込んであるだけです。
吊り棒が片方外れてしまっています。
この時代の客車の端面はこのぐらい重厚な方が雰囲気がいいと思います。




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