8550の製作(26):エンジンのディテール(1)

エンジンのディテールに進みます。
定石通り、ボイラーに近いものから順に取り付けてゆきます。

1.IMG_4703.jpg
まずは洗口栓。ちょうど珊瑚の9600ジャンクキットから外したパーツがあったので使いました。
ちょっと大きいようですが、自作するのは意外と大変なのでこれを使います。
色々な所で書かれているように左右で配置が違います。
写真を参考に位置を決めました。左側のキャブに隣接しているものは、原型ではインゼクタに隠れて見えないようですが、インゼクタをキャブ内に移設されたものでははっきりと存在が確認できます。かなりキャブに近い位置です。



コンプレッサーの台座。かなり良く見えるパーツで、コンプレッサーの裏側だといって簡略化するのは寂しいです。
実はクラブの競作で8550形式は複数の方が同時進行、もしくは先行されています。参考になる記事が多く、真似できるものは真似させていただきたいと思います。
この台座は

"鉄道省半田鉄道局"さん


にそのものズバリの良いアイデアの作例がありましたので、早速真似させていただきました。
2.IMG_4704.jpg
t0.3洋白の上部にスリットを入れ、そこにリブをはめ込んでロウ付け固定です。
リブはt0.2洋白を使いました。ボルト孔は0.4です。
空制化改造の実機写真をいくつか見ましたが、台座はたいてい写真のような形をしているようです。
上からチラリと見える部分ですが、四角い孔があるだけで実感的だと勝手に思っています。



3.IMG_4707.jpg
ボイラーに装着しました。
位置決めが案外難しいので、少量の低温ハンダで仮付け、位置がOKとなればボルト孔を貫通させ、0.4mm線を差し込んで本格的に固定しました。
最初に低温ハンダを使うのは他に影響させずに付け外しが簡単だからです。




砂撒管元栓。
何度作っても満足のいかない難しいパーツです。
ウィストのロストもあるようですが、ちょうど手元のストックに無かったので自作しました。
4.IMG_4709.jpg
t2.0真鍮板を幅2mmで切り(つまり2mm角)、一端を斜めに削って径0.6のステンレス線を差し込みロウ付けします。
ステンレス線は取付足になりますが、削るときの持ち手にもなります。真鍮線ではロウ付けで鈍ってしまい使い物にならなくなるためステンレス線を使います。



5.IMG_4710.jpg
最初の材料よりは随分小さくなりました。形やサイズが見当つかないので大きめの材料を使ったためです。
0.7x0.5のパイプを差し込めるように孔を開けてあります(写真矢印)。
ステンレス線でも、削る際に引っかけたりして過大な力がかかったので少し曲がってしまいました。
この仕上がりも不満の残る出来です。何とも言えない形をしています。




6.IMG_4711.jpg

7.IMG_4712.jpg

仕上がりです。他に使ったパーツは、ハンドレールノブがクラブ頒布品の2.2mmとエコーの1.4mm、逆止弁はエコーのロスト、クリーニングホールはウィストの(大)です。
手すりは0.4mm、砂撒管は0.5mmです。
8550では手すりは煙室の前までぐるっと一回りしている特徴的なのが多数派のようですが、手すりを曲げるのが大変なのと煙室蓋の付け外しに悩みそうなので、分割された方の形にしました。原型でも分割型があるので後の改造によるものではなさそうです。
逆止弁は空製化改造の際にインゼクタのキャブ内移設と同時に撤去されたものもあるようですが、各固体で撤去されたり残っていたり様々なようで、両側とも付けてしまいました。
クリーニングホールは原型では無いようですが、改造後には設置された固体もあり、賑やかになって好みなので付けました。
単式コンプレッサーはおそらくニワ製です(記憶と記録があいまい)。

もちろんまだこの時点では手すりは差し込んであるだけで固定していません。キャブもネジ止めだけで取り外せます。コンプレッサーも差し込んであるだけです。

上にも書いたように空制化後のディテールは個体差がかなりあり、特定機でもないので好みによって適当に付けていくことにしました。

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