8550の製作(27):エンジンのディテール(2):エアータンク

エアータンクです。

1.IMG_4717.jpg
本体は直径6mm、長さ34mmのムクとしました。
サイズについては、またまた

鉄道省半田鉄道局

さんのブログを参考にしました。




2.IMG_4714.jpg
両端の凹みは旋盤の心押し台に5.0mmのエンドミルをくわえて削りました。
芯がずれるかと心配しましたが、上手くいきました。




ここまではスイスイでしたが、さてランニングボードに取付けようかとあてがってみたら、ネジ止めするスペースがありません。
ランニングボードが狭くなっているため、タンクの真下にネジを切るとネジ孔が端に寄りすぎてダメなんです。
ネジ孔をランニングボードの中央に持ってくるとタンクの偏芯した変な位置にネジを切ることになり、適当な治具でも作らない限り不可能です。
しばし考え、治具を作るぐらいなら同じぐらいの労力でタンク台を作ろうと思いました。
とは言っても、タンク台もタンクの真下にデンと置くわけにもいかず、少し特殊な形となります。
3.IMG_4719.jpg
大きめの材料にタンクと同じ径6mmの孔をあけて半分に分割し、同径の丸棒にハンダで固定します。
ここで使った6mm棒は端材から利用したので短かかったですが、問題ありませんでした。
こうすることによってフライス加工のバイスにくわえやすくなり、また、2台の台座が同じ形に仕上がるメリットがあります。




4.IMG_4721.jpg
あちこち削って最終的にここまでになりました。
外から見えて欲しくないので下部はタンクの中心までの長さです。
タンク固定用のバンドをt0.2にする予定なので、少し余裕を見てタンクが0.3mm浮く高さになっています。
台座の内側に溝を掘ったのは固定バンドを通すためです。
径の合わないキーシートカッターで無理に削ったので汚い仕上がりになっています。




5.IMG_4723.jpg
そのまま置いたのではタンクが転がってしまうので、1mm棒を差し込んで固定することにしました。




6.IMG_4724.jpg
これでようやくランニングボードに取り付けることができました。
台座の裏はボイラーバンドなどに干渉する部分を削ってあります。




7.IMG_4725.jpg
タンク固定バンドです。
いつも思うけどあまり簡単ではなく、気の重い部類の作業に入ります。
t0.2、幅0.8mmの帯板をタンクに巻き付け、端をヤットコで強く締め込んで角付けします。
その部分を緩まないようピンセットで強く押さえ直し、バンドの接合部のみハンダで固定します。
まだこの時点ではタンクにハンダが回らないよう注意します。





8.IMG_4726.jpg
接合部のタンクに近い部分に0.3mmの孔を開けます。
グラグラして扱いにくいので、適当な板にタンクをネジ止めし、高さを合わせた木の板をあてがって作業しました。
写真の一番左、矢印の部分は試しに0.3mm線を差し込んであります。
この後、バンドが緩まないよう注意しながら熱を加えて0.3mm線を固定し、余分な部分を切除、形を整えたら完成です。
バンドは最後に位置を揃えて、低温ハンダで固定しました。
(他の部分が緩まないように、また、ムク材にもハンダを流しやすいです)




9.IMG_4728.jpg
10.IMG_4729.jpg

取り付けてみると、ちょっと良い雰囲気になりました。

パイピングまでなかなか行き着けません。
下準備に時間がかかりすぎています。


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