Porterの製作(36):キャブインテリア(1):バックプレート

外観がシンプルなロコでディテールは少なくするつもりですが、キャブ内は大きな窓からよく見えます。
でっち上げでもいいので、ある程度のキャブインテリアがないとさまになりません。

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まずはベースとなるバックプレートです。
加工しやすい0.5mm板を使い、火室後端の形を写し取って切り抜き、現物あわせで火室の内径に極力ピッタリのサイズとなるよう、仕上げます。




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その0.5mm板より少し大きめに1.5mm板を切り出し、ロウ付けで2枚を接合します。
ロウ付けにするのは後のハンダ付け加工で外れないようにするためです。




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最初の0.5mm板の外形に合わせて0.4mm板を巻き、それをガイドに1.5mm板を削り、滑らかに仕上げます。




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このままでは全く把持するところがなくて加工に支障をきたすので、2カ所にM1.4のネジを切って適当なブロックをネジ止めできるようにしました。
このネジ孔の位置は加減弁ハンドルと焚口戸の取付位置に一致させ、後で利用します。




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リベットを植え込む孔をやたらと開けました。
裏はフライスで板厚0.8ぐらいまで削りました。
孔開けしやすいようにするためと、後の細かいパーツをハンダ付けしやすくするためです。




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加減弁ハンドルの座は支柱のついた円盤を旋盤で引出し、適当な板材とパイプを加工してそれらしい形に仕上げました。




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焚口戸は座の部分と一体に切削しました。
戸の直径は約5mmです。



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ここまではスイスイだったんですが、焚口戸にディテールを付ける段になってかなり苦労しました。
まずは戸のヒンジです。
最初は帯板とパイプで作りましたが、取り付ける時にバラけてしまってボツ。




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そこでヒンジを一体で作ることとしました。
まずはt0.6の真鍮に径3.5を開けて段差を削ります。
この時の材料はバリの出にくい快削材が圧倒的に便利です。




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一つずつ切り出し、まとめて0.35mm線を通して適当な板にハンダで固定します。
この状態でフライスで厚みを削ってゆきます。
0.2、0.3というのは厚みの治具です。
0.3より少し薄く、0.2よりも少し厚い、おそらく0.27mmぐらいに仕上がっていると思います。
厚みを決めたら軸受部を丸く加工しました。




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固定板から外し、形の良いものを選んで使用します。
厚みが揃ってないですね。




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まずは2個を平行に固定します。





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ヒンジを取り付けました。
片方がちょっと波打ってしまいました。
やりなおそうかと思いましたが、後から見るとあまり目立たなかったのでそのままにしてあります。




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カンヌキは手で持つ部分のリング状を表現します。
0.2mm線を?の形に曲げ、少々変形させて形を整えたら帯板にロウ付けで固定しました。




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最後にして最高の難関がこのカンヌキの取付でした。
直径5mmの上に細かいパーツがひしめき合うので、手順をよく考えないとあっという間にバラバラになってしまいます。
融点の違うハンダとヒートブロックの使用で、なんとか全体をまとめることができました。
多少ゆがみが出ていますが、このサイズではもうこれが限界です。
六角ボルトはアドラーズネストのパーツです(サイズSS)。
このパーツはうまく使うと非常に効果的です。




一山越えた所ですが、まだまだ作らねばならないパーツはたくさんあります。
今度は水面計と加減弁ハンドル、分配弁、インゼクタあたりになると思います。
床に付く逆転レバーとブレーキレバーはその次になるでしょう。
そのあたりでキャブインテリアがなんとかまとまれば嬉しいと思っています。




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