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zoom RSS 古典蒸機1850の製作(20):ギヤボックスの新製

<<   作成日時 : 2010/12/05 02:13   >>

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前回の日付から1週間たってしまいました。
更新ができなかったのは雑用が多かったこともありますが、大きな問題が発生したからでした。

上回りのディテールを仕上げる前に、走行を確認しておこうと、機嫌良くシャーシャーと動かしていたら、突然ガタガタという音と共にストップしてしまいました。
何事かと思って見てみると、ギヤボックスのアイドラーのとめネジがゆるんでアイドラーが外れてしまっていました。
すぐに修理して動かしてみると、何だか調子が悪くなっています。
いろいろ調整してもなおりません。
原因は、アイドラーが外れた時に樹脂製のギヤが傷ついてしまったためでした。

パーツと同じギヤなど無いし、どうしようかと悩んだ末、いっそのことウォームも含めて駆動系を作り直すことにしました。
ダルマヤのギヤを使って、ウォームギヤ比を1:32から1:48へと減速し、アイドラーもその径に合わせた物に変更しました。

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パーツのギヤ(はずしてあるもの)に比べると随分直径が大きいです。




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ギヤボックスは1mm厚の洋白で作りました。
形はキットのパーツを真似て作り、ウォームから動軸までの軸距はキットパーツと同じにしました。
そうすればボイラーとのクリアランスなどを気にせずに、そのままギヤボックスを置き換えられます。
本体は2枚合わせでハンダ付けして仕上げ、孔の位置がずれないようにしました。




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組立には、丸棒の治具を通して、孔がずれないようにして行いました。




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モーターブラケットをつけて本体の完成です。




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アイドラーの軸受けには、先日のクラブ集会でDさんから分けてもらったベヤリングを組み込んでみました。
ベヤリングの軸径が2mm、ギヤの軸径が3mmなので、ギヤは3mmパイプ(内径2mm)にロックタイトで固定し、それに2mmの軸を通す構造にしました。




ベヤリングの組み込みにはちょっと工程の工夫が必要です。
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まず、片方のベヤリングをはめてロックタイトで固定します。
板厚が1mm、ベヤリングが2.5mm厚なので、半分以上外に出ます。



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次に2mmの軸を入れ、ギヤを通したら、パイプと軸の間に少しだけロックタイトを染みこませて固定します。
大量に付けると思わぬところに染みこんでえらいことになるので、慎重に行います。




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最後にもう一方のベヤリングをはめてロックタイトで固定したら出来上がりです。
左右にベヤリングが飛び出して異様な感じですが、機能上は問題ありません。




動画を撮ってみました。



ベヤリングの効果は抜群で、ギヤの騒音は非常に小さいです。
ただ、どこかに少し引っかかりがあるらしく、回転がスムースではありません。
各部分ができたときの試運転では問題無かったのに、組み上げると引っかかりがで出てしまいます。
おそらく、ネジで締めた時のわずかなゆがみが影響するのではないかと思います。
あるいは、少しずつの誤差が集積するのかもしれません。
とにかく、もう少し調整が必要です。








<追記>
コメントで位相合わせのご質問をいただいたので、ご紹介します。
あまりにいいかげんで恥ずかしいので、あえて書いてきませんでしたが、こんな物でも実用になるとわかっていただければありがたいです。


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位相合わせ治具はアクリル板で作った自家製です。
手前の板には垂直、向こう側の板には水平の線を引いてあり、それに合わせます。
合わせる方法は「目視」です。
0.何度かはずれていると思いますが、16番の模型程度では問題は特にないようです。




もっと正確に合わせようと思って、NWSLの治具を買いましたが、珊瑚の動輪では軸箱が厚いため、はめ込めず、使えませんでした。
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何とか改造して使えるようにしようと、検討中です。





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コメント(10件)

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ギアボックス作り直されたのであれば、ついでにギアカバーも作られることをおすすめします。ほこりを巻き込むこともないですし、グリスを塗っておけば調子がいいですよ。上側は薄板などで簡単につくればよいし、下(線路)側は、以前ホワイトメタルで特注したパーツがKさんのところにストックがあるはずです。ただこれはオリジナルのA8ギア用なので少し加工が必要かもしれないです。
ゆうえん・こうじ
2010/12/05 09:12
ゆうえん様

Kさんのギヤカバーは持っていますので、あてがってみたらやはりサイズが合いませんでした。
内部を削っても無理みたいです。
真鍮細工で作ろうかと思っていますが、レールとのクリアランスがギリギリなので、なるべく薄くしないとポイントでひっかかりそうです。
初瀬春日@管理者
2010/12/05 09:57
スゴイ!!
ギヤーBOX を作っちゃうんだーー
0,0?mm の、世界ですよね〜〜
随分と神経を使われた事でしょう
アドバイスされて、蓋も!!

私はギヤーBOX は、まだ作れない
ギヤーの噛み合わせだけで済ませ
ています、 作って見たいです。
ダマタカ
2010/12/05 10:26
ダマタカさま おはようございます。

軸孔の距離さえ間違わなければ、外のボックスはちょっとぐらいずれていても問題無いので、結構気楽です。

今回もよく見ると(よく見なくても)ボックスの各辺がわずかにずれてます。

だけど、どうもほんのわずかに誤差があるみたいで、回転がもうひとつなんです。

少し調整が必要な状態です。
初瀬春日@管理者
2010/12/05 12:23
お初に書き込みさせていただきます。杜の都車輌工場です。
ギヤボックスの自作はとても精度が要求される作業ですね。
動輪はギヤを交換する際,当然一旦車輪をはずさなければなりませんが,位相合わせはどのようにされてますか?
杜の都車輌工場
2010/12/05 15:11
杜の都車輌工場さま 
こちらでは初めましてですね。
いろんな車種を幅広く手がけておられるので、いつも感心して拝見しています。

位相合わせは単純な手製の物を使っています。
上の記事に追記しておきました。
もっと正確にやらねばと思うのですが、なかなか面倒で。
これまでは「目視」が意外と役に立っています。
初瀬春日@管理者
2010/12/05 21:29
私も軸数が少ない場合は目視で位相合わせをやってしまっていますが、フライスが使えれば治具の自作も出来そうですね。
ギアカバーは確かに効果あるかもしれません。
私も今後は取り付けを考慮した方がよさそうです。
ozu
2010/12/05 21:55
ギアの入れ替えやサウンドコンタクトのはめ込みのために、動輪の一軸だけ抜く場合だとジグを使わなくても、ロッドをつけて軽くはめこんで、調子よく転がったところで圧入固定するという簡易法でも十分です。一時期の珊瑚製動輪のように最初から少し位相が狂っているものもありますから、そういう場合は全軸ばらしてジグで組んだ方がよく走るようになります。その時はできればローレットを切っておいた方が後で位相が狂いません。なお最近の珊瑚製動輪は位相がしっかり組んでありますので問題ないようです(念のため)
ゆうえん・こうじ
2010/12/05 22:07
記事の追記ありがとうございます。とても参考になります
位相合わせの道具を自作されているんですね。ちょっと真似してみたくなりました。わが社では今のところ動輪を軸から抜いての作業はありませんが,珊瑚模型さんの動輪はどうも緩くてたまにずれることがあります。8620の場合はスポークが有るので目視で何とか調整できますが,ボックス動輪や小型車両の場合はやはりそれなりの治具が必要になりますね。
杜の都車輌工場
2010/12/05 22:36
皆様、貴重なご意見ありがとうございます。
目視で合わせる方が多いのに驚きました。
何とかなるもんですね。

少し前の珊瑚動輪ははめ込みが緩くて、試運転中に徐々に位相が狂ってしまうことがありました。
ゆうえん様の言われるように最近はしっかりしているようですね。
初瀬春日@管理者
2010/12/05 22:45

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