8100キットの製作(7):シリンダーブロック
試作品を参考にシリンダーブロックを作ってゆきます。
まずシリンダーのステイです。
いろいろ検討した結果、シリンダー径は7.0mm(これはキットパーツより0.5mm小さいです)、シリンダー間隔は23.6mmとしました。
常識的なシリンダー間隔よりも狭いです。
5mm厚の板を使い、まず要所に穴あけしてからフライスでシリンダーのはまる座を削りました。
正確を期するためDROによる送りです。
切断し、裏返してフレームがはまり込む溝を削ります。
シリンダーステイとシリンダーが完成しました。
シリンダーは単純な円筒です。
シリンダーステイの中央のネジ孔は仮止め用のM2です。
次いで煙室サドルを作ります。
ワークが小さくなるのでシャンクにハンダで固定して削ります。
最初にフライスカッターで煙室座の部分を削ります。
次はシャンクを付け直して両サイドの弧状を削りますが、作図のしようがないのでキットパーツから形を写し取った型紙でケガきました。
フライスで削りますが、X方向、Y方向同時に動かして彫刻機のように削ってゆきます。
フリーハンドで削るのでなかなか左右の形が揃いませんが、一番凹んでいる部分の位置をDROを見ながら合わせておけば他は少しぐらいずれていても気になりません。
シャンクにつけたままヤスリで微調整して完成させます。
仮止めして、キットーパーツと高さを比べています。
微調整は必要ですが概ね良好です。
さらに煙室を乗せてズレや傾きがないかチェックします。
OKだったので完全に固定します。
ハンダ付けでの固定ですが、後でバラけないようにピンを打っておきました。
2本の1mm線を角度を変えて差し込んでおけば容易にはズレないでしょう。
こういうブロックのハンダ付けには炭素棒ハンダこてが便利です。
シリンダーブロックをフレームに固定するための孔のあいたネジを作りました。
製品の余剰パーツもありますが、それに合うタップがないので結局自作するほかありません。
サイズはM4で、センターに2.2mmの孔を貫通させました。
シリンダーを固定しました。
仮止めしたら真ちゅう製1.4mmネジで締め、ハンダを流しました。
これもバラけるのを予防するためです。
このネジは頭を完全に埋め込んでしまい、後でツライチにヤスってしまいます。
後はディテールですが、ブロックに細かいパーツをつけるのが面倒そうです。

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まずシリンダーのステイです。
いろいろ検討した結果、シリンダー径は7.0mm(これはキットパーツより0.5mm小さいです)、シリンダー間隔は23.6mmとしました。
常識的なシリンダー間隔よりも狭いです。
5mm厚の板を使い、まず要所に穴あけしてからフライスでシリンダーのはまる座を削りました。
正確を期するためDROによる送りです。
切断し、裏返してフレームがはまり込む溝を削ります。
シリンダーステイとシリンダーが完成しました。
シリンダーは単純な円筒です。
シリンダーステイの中央のネジ孔は仮止め用のM2です。
次いで煙室サドルを作ります。
ワークが小さくなるのでシャンクにハンダで固定して削ります。
最初にフライスカッターで煙室座の部分を削ります。
次はシャンクを付け直して両サイドの弧状を削りますが、作図のしようがないのでキットパーツから形を写し取った型紙でケガきました。
フライスで削りますが、X方向、Y方向同時に動かして彫刻機のように削ってゆきます。
フリーハンドで削るのでなかなか左右の形が揃いませんが、一番凹んでいる部分の位置をDROを見ながら合わせておけば他は少しぐらいずれていても気になりません。
シャンクにつけたままヤスリで微調整して完成させます。
仮止めして、キットーパーツと高さを比べています。
微調整は必要ですが概ね良好です。
さらに煙室を乗せてズレや傾きがないかチェックします。
OKだったので完全に固定します。
ハンダ付けでの固定ですが、後でバラけないようにピンを打っておきました。
2本の1mm線を角度を変えて差し込んでおけば容易にはズレないでしょう。
こういうブロックのハンダ付けには炭素棒ハンダこてが便利です。
シリンダーブロックをフレームに固定するための孔のあいたネジを作りました。
製品の余剰パーツもありますが、それに合うタップがないので結局自作するほかありません。
サイズはM4で、センターに2.2mmの孔を貫通させました。
シリンダーを固定しました。
仮止めしたら真ちゅう製1.4mmネジで締め、ハンダを流しました。
これもバラけるのを予防するためです。
このネジは頭を完全に埋め込んでしまい、後でツライチにヤスってしまいます。
後はディテールですが、ブロックに細かいパーツをつけるのが面倒そうです。

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この記事へのコメント
また、固定ネジですが、わたしならセンターは2㎜でボイラー固定のみにして、その両側にM1.4でシリンダー固定とします。二重ネジは普段使わないマイナスドライバーが必要なのであまり好みません。
シリンダー固定のM1.4ビスは弁室も共締めにして、弁蓋裏側をビス頭ぶん座繰れば弁室、弁蓋のバラケ、ズレ防止にもなりませんか?
斜めの孔開けですが、ポンチ穴をドリル刃で手もみしておけばあまりずれませんし、ここでは少々ずれてもかまわないので気にしませんでした。
固定ネジについてのお二人のご意見は自分も全く同感で、自分でも使ったこともあります。
今回は何を間違ったのか、キットパーツをコピーすることばかり考えていてそのままの構造にしてしまいました。
弁室からシリンダーまで全部共締めにするのは私の加工精度ではズレる恐れがあって一つ一つ位置確認しながらとなりました。